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妖相談所へようこそ
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     ちょっとお遊びです

    ただのパロです
    書きたかっただけなんです

    ラブラブなのは変わらずのゴルセシです

    サッカーを見たくて打ちながら起きてました
    スペイン強いなあ



     
    妖相談所へようこそ


    吸血鬼が出る
    そんな噂がたって
    本当に被害者がいるが

    「セシルさんお願いします」
    「何事なの?」

    魔物…所謂人間外の退治を請け負っている事務所がある。
    公にはなっていないが国の組織でもある。
    受付に出ていた所員が半泣きでセシルのところにやってきた
    「興奮してて手が付けられません」
    「…わかったよ」
    そう言われては仕方がない。
    受付に出るとたくさんの女性たちでごった返している。
    (??)
    何事かと思って声をかけてみる。
    「あー!!セシル様!!」
    「ちょっと聞いてくださいますか?!」
    「は…い?」
    「ちょっと私が先に話をするのよ!!」
    「ちょっとなに!!」
    他の意味で阿鼻叫喚
    「えーとみなさん」
    綺麗な声が通る。
    「わかるように…ね?」
    独特な角度での首かしげでみな大人しくなりました。

    「ひどいと思いませんか?!」
    「人の血をちょっと吸ってから」
    「これはよくないなとか、私の花嫁には駄目だとか」
    「はあ」
    「釣り合わないとか、レベルが違うとかひどい」
    「…」
    まあ、要するに女性としての尊厳を傷つけられたということか。
    なんだろこれ。
    所員がみんなにお茶を出している。
    「あの吸血鬼倒してください」
    「えと、どんな方でした?」
    「男らしい吸血鬼でした」
    「甲冑してました」
    「外されたときハンサムな方でした」
    「はあ…」
    なんだろうそれ。
    「とりあえずとっちめればいいですかね」
    「お願いします!」
    「でもセシル様のきれいなお顔が傷ついたら…」
    「依頼料を置いていきますわ」
    「何言ってんのよ!私の依頼を受けてくれたのよ!!」
    「うるさいわね」
    依頼料ひとつでこの大喧嘩。
    セシルは一つため息をついて外を見る。
    自分も人外だし、まあ、問題はないだろうと。
    所員が仕方がなく箱と署名の紙を持ってまわる。
    あとはお任せくださいと所員が追い出した。
    「…新月だけど大丈夫かなああ」
    紅茶を飲みながらつぶやいた。

    夜間
    「仕事じゃなければいいお散歩なのになあ」
    フードを深くかぶって足取り軽く歩くセシル。
    公園に出没すると言っていたなと思い出す
    吸血鬼騒ぎのせいで閉鎖された時間までもぐりこむ馬鹿もいない。
    噴水のところまで行ってみると、黒い巨大な影があった。
    「…あれかな」
    黒い甲冑を着こんでいる巨大な影。
    「すいません、女の子を襲うのやめてもらえませんかね」
    「…何者だお前は」
    「まあいろいろ頼まれてきたんですよ…女性陣がご機嫌斜めなんですよ」
    巨大な影の手が動くと、風が巻き上がり、セシルのフードが外れた。
    「あれ…便利だなあ」
    綺麗な銀髪がふわりと揺れる。
    困ったような表情だが美しい。
    「お前はきれいだな」
    「…そうですか?」
    「お前の血を飲ませてみろ…それでやめてもいい」
    「…いいですけど…」
    「吸血鬼にはならんのは…知っているな」
    「もちろん…あなたの血をもらわないと通常はならないですよね」
    セシルはおとなしく手を出した。
    その手を取ると、口元の解除しセシルの手首を口元へ持っていく。
    かすかな痛みと共に血が流れると、その血を啜る。
    「!」
    飲んでいた人物が目を見開いて顔を上げる。
    一舐めすると傷が消えている。
    「うわあ、便利だなあ」
    「見つけた」
    「ほえ?」
    甲冑の男はその場に跪いてセシルの手をそのまま持つ。
    兜を取ると、美しい銀髪が零れ落ちた。
    「銀髪だ」
    自分とは違って鈍い色だけど、きれいな琥珀の瞳が自分を見る。
    「お前は月の民だな…美しいその魔力…お前の気はやさしい…」
    「そうですか?」
    「私の花嫁になってもらいたい」
    「え?」
    「お前こそ探していた人物だ…」
    思わぬ展開に目を丸くするけれど、目の前の人物が物凄く本気なのはわかった。
    「お前を探していたのだ…セシルだな」
    「え?知ってるんですか?」
    「幼い頃私はお前と一緒によく遊んだものだ…私たちが眠りについている間にお前たち一家が保護という名の拉致を受けたとほかの者から聞いてな…お母上は健在なのか?」
    「いえ…もう…こちらに移ってきてからすぐになくなりましたから…体がついていかなかったんでしょうね…あの綺麗な場所からこちらでは環境が違いすぎたみたいで…僕は小さかったから」
    「…セシル…よかったお前だけでも無事で…私のことはわかるか?幼いころずっと一緒に遊んでいただろう?」
    「…セオドールお兄ちゃん?」
    「そうだ…ずっと探した…お前のそばにいるために故郷も捨てた」
    「お兄ちゃん…」
    セシルを抱きしめて、嬉しそうにそして切ない声で囁く。
    「お前をずっと愛しているよ」
    「!」
    「もう離さない」
    「でも…僕はここで生きているのに」
    「ならば私もここで生きていこう…この魔力があれば問題もない…それにお前の血を少しもらうだけでこれだけ力がみなぎってくるのだ…人間なら何人分か」
    「こわいこと言わないでよ…」
    「愛しているぞ」
    「あの…僕その」
    「なに、時間はたっぷりある…お前を落とすことにこの命を使うとするよ」
    「…ばか」
    「ははは…お前は照れるといつもそうだったな…変わってなくてよかった」
    「でも真名で呼んでいいの?」
    「ゴルベーザと呼んでくれ」
    「…なんでそんな名前」
    「なに、お前が殺されていたらこの世界を壊すつもりだったからな…まあ、その名前で呼んでくれ」
    「いいけど…」
    「私もお前の仕事はいくらでも手伝える…お前の血を飲んだ私は日光も平気だし…普段は甲冑を着ているしな」
    「ちょっと怖いけどね」
    「はは…これからずっと一緒だ…わが花嫁」
    「……ばか」


    その後ぱったりと吸血鬼騒動は治まり、代わりにセシルの婚約者が増えましたとさ

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    なんとなく書きたくなったショートです
    妹さんとゴル兄さんは他人です
    ここでは母親も月の民なので生粋の月の民妹さんと
    月の民の血も少し入っている吸血鬼のゴル兄さん
    ラブラブです いつものことだけど




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