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色あせる
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    ちょっと兄さんのお話

    うちの兄さんは病的に妹好きです

    そしてインフルエンザになったので自宅謹慎中

    注射をうったため熱が出なくて気が付かなかったんですよね
    むしろ35度から上に上がらなくて慌てて病院に行ったらインフルでした

    熱が上がらないのは珍しいそうですよ
    でしょうね

    喉が痛くなったのが今朝だったのでよかったです
    皆様もお体にはお気を付けくださいませ

    では

     
    色あせる


    目の前で倒れるその身体を抱きとめて
    自分の体温を分ける。

    「…!」

    声が名前を呼んだつもりなのに意味をなしていない。
    色が消える
    世界の温度がすべて冷え切った感覚が肌を刺す
    全てのものの存在が無意味になる

    世界のすべてが壊れていく
    全て
    全て全て

    この瞬間、いつも世界がなくなればいいと思う
    何度も失う時間など
    何度も消えていく体温を思い知らせる時間など

    柔らかな指先が頬にあたった。
    ゆっくりとそのまま頬を撫でられる

    「にいさん…」

    「セシル…」

    色が戻る
    世界の温度が復活する。
    暖かな指が自分と世界の温度を復活させる
    優しい声が音を戻す
    無意味だった時間に意味が出る

    「ああ…騎士ともあろうものが…こんなに傷つくとは」

    言いたい言葉はこれではないのに
    口から出るのはこんな言葉で

    「うん…もっと強くならないとだめだよね…」

    頭を撫でて
    額を当てる
    優しい妹のすべて

    「だが…私はお前を護りたいのだ」

    隠せない本音
    それは償いとかではなく
    もっと根本的な願い

    「僕も兄さんを…護れるように頑張るよ」

    妹の声が答える
    愛しい
    愛しい魂

    セシルは疲れたのかまた瞳を閉じた。
    その柔らかな髪を撫でながらつぶやく

    「いつかお前を必ずこの世界から連れ出すから」

    *-*-*-*-*-*-*-*--*-*-*-*-*-*-*-*-*
    べたべたな話になってしまいました(´;д;`)ブワッ
    兄さんが妹好きなだけであります



    | 神谷香月 | ★DDFF(ゴルセシ) | - | trackbacks(0) | - | - |
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