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DDFF in missinglink12
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    続きです

    まあ、こういっちゃなんなんですがね
    ラブラブです

    フリオニールはいい人です
    兄さんはあんまり興味はないようですがね

    ではどうぞ

     

    DDFF in missinglink12


    一方その頃
    「夢か」
    ゴルベーザは月の渓谷に向かっていた。
    愛しい妹の気配がある場所。
    「兄さん」
    「セシル」
    ふわりと柔らかい気配が近づいてくる。
    戦闘の気配はない。
    「おいで」
    セシルは頷いてゴルベーザの元に降りた。
    重力がないようなその軽さにゴルベーザは少し不安だ。
    戦っている時からそう思っていたし
    その体を抱きしめる。
    柔らかく
    暖かい。
    「温かいな」
    「…そうかな」
    「ああ…」
    温もり
    セシルはその腕の中にすり寄る。
    「兄さんは鎧だからわからないね」
    「さすがにここでは脱げんだろう…ああ、あそこは入れるのか?」
    「入れるよ」
    指したのはクリスタルタワー
    月の民の館だ。
    「兄さんも入れるんじゃないかな」
    「そうだな」
    セシルを抱きしめたまま歩を進める。
    「恥ずかしい」
    「まあそういうな」
    ゴルベーザは苦笑した。
    中にはあっさりと入れた。
    「中は広いのだな」
    「ね、初めて入った時はびっくりした」
    セシルをベッドに座らせてゴルベーザはあたりを見回す。
    月に行った時に入ったくらいなのにすごく懐かしい
    「これが血の記憶なのか?」
    「ふふ、兄さんもそう?僕もあの時くらいしか行ったことなかったんだけど、すごく懐かしかったよ」
    セシルは天井を見上げながらそう呟いた。
    ゴルベーザは鎧を脱ぎながらセシルを見る。
    楽しそうに上を向いている姿は楽しそうでどこか幼くて。
    隣に腰掛けた。
    「私が夢を見ていると言ったそうだな」
    「…彼?」
    「ああ…別に告げ口とかでは」
    「わかってるよ…彼はまじめで真剣に考えてくれたんでしょ…」
    セシルはそう言うとまた笑った。
    セシルは人間を見る目も確かだ。
    悪意がそこにないことを理解している。
    聡明な妹
    其れゆえに苦しむ妹。
    「夢を見ているか?」
    「うん」
    セシルはそう言うと目を閉じた。
    「兄さんは僕に夢を見てるんだと思う」
    「…なぜだ?」
    「僕はたくさん人を殺したよ?生きるためだって名目で」
    「戦争だ…お前が罪を感じるのであれば私も同じだ」
    「…」
    ゴルベーザがセシルの頬に手を当てる。
    「私も同じだ…戦争の多い幼い時間だったのだ…」
    「僕は…」
    「お前は私を助けてくれただろう…本来なら私が助ける立場だったのに」
    「そんな事」
    セシルは困ったような表情を浮かべる。
    ゴルベーザは頬を撫でる。
    「夢でも…よかった」
    「え?」
    「夢でもいい…誰の夢だってかまわない…神の見る夢でもな」
    その体を抱き寄せる。
    「そこに私の意志とお前の意志があるのなら、それは真実の一つだ」
    会いたかったよと兄が告げる
    「兄さん」
    会いたかったと妹は告げられなかった。
    だけど想いは一つ
    「この世界で…お前に会えてよかった」
    「…兄さん」
    「大切な私のセシル」
    ゴルベーザの温もりを直に感じてセシルは目を閉じた。
    今なら言ってもいいのだろう
    夢なら
    「僕も会えてうれしい」
    「…セシル」
    セシルの言葉を聞けて嬉しくてもっと深く抱きしめた。

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    兄さん色々切ないです
    妹さんも初めてちょっとだけ甘えられました

    | 神谷香月 | ★FF4 (月兄妹立場逆転) | - | trackbacks(0) | - | - |
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