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missinglink 番外 ペット
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    久しぶりに敵方妹さんの話です

    昔話ですね

    結構好きなんでこの設定(笑)

    楽しんでいただけると嬉しいです 
     

    missinglink 番外 ペット


    「あなたは動物などは興味はないですか?」
    「…?」

    鍛錬を終えたセシルに声をかける。
    カインがこういうことを言うのは今日が初めてではないのであまり深く考えない。
    彼とは育った環境が違うから。
    普通の人間であればそういう見方をするんだなと思うくらいだ。
    今日はゼロが研究に入っているのですぐに動きはない。
    ならばと体を動かしていたのだ。

    自室で鎧を脱いで座っていたセシルは兜を脱いで真剣な顔をして話すカインを見返す。

    「動物とは…」
    「鳥とか兎とか猫とかですよ」
    「ふむ」
    首を傾げて何やら考える。
    彼女はいつも考えると首を傾げる。
    そのしぐさがカインは好きだ。
    「主は動物でも魔物でもなつくぞ」
    「陽光」

    セシルの前に暖かい紅茶が出される。
    いい香りが広がる。

    「動物か…」
    「主?」
    「…幼いころ兄と犬を拾ったことがあった」
    「犬ですか?」
    「…なんと名前を付けたのか忘れたが…兄がミシディアに行った後も一緒だったのだが」
    「飼われていたのですか?」
    「飼われていたというよりも…いついたというべきだろうな」
    「なんですかそれは」
    今度はカインが首を傾げた。
    「何をしたわけではない…ただいつも少し離れたところで見ていた…エサも自分で獲っていたようだし…」
    「それ犬ですか?」
    「さて…魔物だったのかもしれないな」

    小さな自分
    大きな兄
    手を引いてくれた暖かい手。
    (私は犬よりもセシルが可愛い)
    ああ
    そんなことも言ってくれていた。
    あの大好きな笑顔で。
    (お前は犬かどうかわからんが…セシルを見守っていてほしいな…)
    そんなことも言っていたような気がする。
    色々ありすぎて覚えていないが

    「何か…気に障ることでも」
    カインが黙ったセシルに流石に焦ってしまった。
    月影が睨みつけて
    「お前は存在自体が気に障る」
    「お前」
    言うだけ言って涼しい顔をする月影を睨むもなんという効果もないようだ。
    「たぶん動物は好きだ…どんな命も愛おしいよ」
    ただ
    触れて壊すのが怖いだけ
    口に出さず心で呟く。
    「ほら、主は疲れているんだ!お前はさっさと外に出ろ」
    「月影…貴様」
    「喧嘩するなら買ってやるから外に出ろ」
    カインは仕方がなく部屋の外に出て行った。

    「主の手はやさしい」
    「陽光?」
    「主が触れて壊れるものなんて何もありませんよ…」
    陽光は跪いてそう告げる
    「主の兄上様ならきっとそういうでしょう」
    「そうか…?人殺しの幹部だぞ?」
    陽光は黙って首を振る。
    「私どもにとってあなたが唯一の主であるように…兄上様には主はたった一人の妹君…もし私がその立場であれば…例え主の歩いた道がどんなものであろうと…」
    「買いかぶりすぎだ」
    「主」
    「ん?」
    「昔なついていた犬は…角はなかったですか?」
    「?」
    陽光は窓から少し下を見る。
    そこには大きなベヒーモスがこちらを見ているから。
    「少しお休みになってください…外では最強のボディガードが護ってくれているようですし」
    よくわかっていなかったが、セシルは頷いて椅子の背もたれに深く体を預ける。
    そっと頭を下げて陽光も外に出た。


    *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
    敵方妹さんの昔の話というかなんというか
    あまりきちんとかけなかったけれどベヒーモスは本当になついていたんですと(笑)
    トンベリとベヒーモスはかなり好きです 苦手なのはフェイズ(笑)
    魔法カウンターのメテオさえ無ければですが





    | 神谷香月 | ★FF4 (月兄妹立場逆転) | - | trackbacks(0) | - | - |
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