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ちょっと息抜き
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    息抜き用で

    敵方妹さんサイドストーリーのうちの一つです
    本編終わってるのに(笑)

    本編書くときに色々とサイドを作っておくんです
    そうすると時間経過が作りやすいためですが

    ちょっと続けて書いてみました

    現在の楽しみは訛る方とかちわりの方の実況を見ることとむろみさんだ…


     
     
    ちょっと息抜き


    「お前ら一日中何してるの?」
    「は?」
    そんな些細な言葉から始まった。
    カインは常にセシルのそば控えている三人のうちの特に二人の私生活がどうにも思い浮かばないらしい。
    とはいえ、主であるセシルについてもだ。
    とりあえず今いるこの二人が気になっていたので聞いてみた。
    「いや、陽光とか月影とか…なあ」
    多分セシルは鎧の下で丸い目をしていることだろう。
    ちょっと見てみたいが、兜をはぐわけにもいかないし。
    「…お前はいったい何を考えているのだ」

    陽光が青筋を立ててカインを睨む。
    殴りかからんばかりの雰囲気の中、セシルの声がそれをなだめた。
    「まあ、いいではないか…それほど目くじらを立てることでもあるまい?」
    「主…」
    「少しはお前たちは話をした方がいいだろう」
    ここに来てから兄弟同士と自分としか連携しないところに、全く違う場所から飛び入りのようにやってきたカイン。
    もうセシルたちは何年も過ごしているから別に気にしないが、やはりその辺に意識の相違とかあるのかもしれないし…
    言い争いが多いように見える。
    「…その必要はありますか?」
    「必要がないのか?月影」
    セシルの問いに、逆らえるわけもない。
    「…いえ…そんなことがあるものですか」
    そういうと、肩を落とす月影。
    本当に月影はセシルに弱い。

    「いずれ帰るにしても、こちらの陣営にいるのだ…少しは意見を交換するのもいいのではないか?」
    セシルの声は穏やかで、少し面白そうにも聞こえるし。
    「主がおっしゃるのであれば」

    渋々といった感じか
    セシルは鎧のまま椅子に腰かけてその様子を眺めるようだ。
    いつもなら立っているのに今回は椅子に座ったのを見て、二人は眉をひそめる。
    (お疲れか…)
    (…無理をされすぎだ)
    二人はその様子でかなり疲れがたまっているのを確信する。

    「何を知りたい…われらは主の時間に合わせているからな」
    「…全部?」
    「当たり前だ!まあ、睡眠は順番に取っているが」
    「われらはそのような習慣のもとで生きているのだ」
    「武士道ってやつか」
    「さてな」
    「むかつく!本当にお前ら」
    「はて?真面目に答えただけだが?」
    「その辺にしておいてやれ」

    セシルの声に静かになる
    空気を読んで声をかけてくるセシルに三人とも何も言えなかった。
    一番年齢がしたのはずのセシル
    しかも上司のはずなのに気を遣わせている。

    「すまんな…少し休む」
    「は…ごゆっくりと」
    椅子に深く腰を掛けたまま、背もたれに体重をかけて静かになる
    陽光と月影は深く頭を下げると扉に向かう。
    「お疲れになっているあの方を一人になどできるものか」
    「…まあ、そうか」
    「まあ」
    「ん?」
    「少なからず、主は楽しかったようだな」
    「は?」
    「お前みたいな間抜けでもそういう役になるわけか」
    「本当にお前はむかつくな!!」
    「静かにしろ…主を休ませてやれ」
    「あ…そうだな」

    「いつか寝床に横になって眠れる日はくるのか…」
    カインが呟いた言葉は二人の足を止めさせる。
    「その日が来るまでお守りするまでだ」
    カインは顔を上げて二人を見る。
    もうすでに扉の外で警護に入った二人。

    「そうだな…俺もそのために来たんだし」

    少しでも息抜きになっていればいいなと心で呟くと、カインは扉の内側に立ち、黒き鎧の騎士を見つめる。

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    本当は拍手用でした







    | 神谷香月 | ★FF4 (月兄妹立場逆転) | - | trackbacks(0) | - | - |
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