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missing link 番外月兄妹
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    こんばんは
    雨と水没と故障にてんてこ舞いの6月です

    久しぶりに立場逆転月兄妹の話です


    総じてカインは不憫

    ちょっと楽しみにしてくださってる方がいるので久しぶりに書きました


     

    missing link 番外月兄妹


    そこは静かな森の奥
    涼やかな風が通る場所
    でも今日は少しだけざわついている。


    「セシル?どうだ?今日は起きれそうか?」
    「うん、ありがとう」

    大きな影がベッドの上の小さな影に寄り添う
    ゴルベーザとセシルだ。
    セシルは身体もだいぶ動くようになってきた。
    ゴルベーザは心配そうにいつも近くに寄り添う。
    なるべく自分で動くようにしているセシルだが、やはりふらふらする。
    身体がそんなに簡単に治るわけでもない。

    「身体鈍っちゃうよ」
    「いいではないか…もう…終わったんだ」
    「うん」
    「終わったんだ…苦しむことはない」

    セシルを抱きしめて言い聞かせる。
    二度と戦わせたくない
    二度と傷ついてほしくない
    いつでも自分が盾になるからと。
    二度と自分の盾になどさせない。

    「兄さん」
    「なんだ?」
    「僕、もう大丈夫だよ」
    「そうだな」
    「信じてない?」
    「お前の身体はまだダメだ…もっともっと休んで元気になってくれ」
    「兄さん」

    再度ベッドに座らせる。
    そして正面から両手で頬を包み込む。
    綺麗な顔がきょとんとして正面にある端正な顔を見つめている。

    「今度は私が護りたいのだ」
    「?」
    「お前をずっと」
    「兄さ…」
    「お前だけを護りたい…お前が私を護ってくれていた分」
    「そんな事」
    「セシル…お前の怪我の分、お前の心の傷の分お前の…流せなかった涙の分を…」
    「兄さん…」
    「もう、私がお前と離れたくないのだ…」

    セシルの髪を撫で視線を合わせる。
    自分は赤いがセシルは美しいアメジストだ。

    「離れたくない…もう二度と」
    「…僕もだよ」
    「セシル」
    「僕だって離れたくないよ」
    「セシル」

    外から声が聞こえる

    「おっさん!!いい加減にしろよ!折角土産もってきたんだ、いい加減に解放してくれないか」

    「…カイン?」

    聞きなれた声にセシルが呟く。
    兄はそう言えばと思い出す

    「ああ…忘れていた…ローザの使いできたらしいぞ」
    「相変わらずお使いばっかりだね」
    「まあ、それでもお前に会いたいのだろう」
    「カインも…いい加減にいい人見つければいいのに」
    「…」

    お前に言われたらそれはそれは落ち込むだろうなとさすがに兄は思った。

    「いくらなんでもお前…それは」
    「だって」

    ちょっとの間

    「僕は兄さんのものなんでしょ?」

    首を傾げて言われてしまって撃沈した。


    *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
    唯のいちゃこら話でした
    カインはその後お久しぶりの上司に出会っていろんなものすっ飛ばして幸せに帰りました
    ちょっと不憫でございます


     
    | 神谷香月 | ★FF4 (月兄妹立場逆転) | - | trackbacks(0) | - | - |
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