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甘えることもいい事です
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    色んな場所に思いではあるんだなとふと思って
    涙腺が弱いので時折べそかいてます
    人がいない時間はダメですな…気が緩み過ぎて

    いつも座ってた場所や、料理する時に話したことや、買い物に行った時の会話とか
    いつも待ち合わせしていたところとか
    出かけるときや帰ってくるとき、母が早く帰っていたら窓から見ていて一番に手を振ってくれていたことや
    些細な、本当に些細なことがとても幸せで。
    この先こんなふうに何年も生きていくのかと思うと切なくなります

    なんてちょっとしんみりしてしまいましたが、相変わらずのお話です
    たまにオリジナルなんかも書いてますがそれはまた別の機会に(笑)

    色々頑張ろう〜

    とりあえずクルルちゃんと妹さんのお話です
     



    甘えることもいい事です

    「お姉ちゃん」
    「あれ、クルルちゃん?どうかした?」
    「あのあの…」
    「ん?」

    首を傾げてセシルが屈んだ。

    「あ、怖いかな、ごめんね」
    「大丈夫」
    「そう?でも兜外すね」
    「うん」

    小さなクルルの頭を撫でてどうかしたの?と再度問いかける。
    暫くしてから俯いてしまった彼女にさらに首を傾げてしまう。

    とりあえずと聖騎士の姿になって近場の木陰に座り込んだ。
    優しい笑顔で話してくれるのを待つ。

    「お姉ちゃんは…一人で寂しくなかった?」
    「?」
    「この世界ではおじいちゃんいるけど…本当の世界ではいないでしょ…」
    「クルルちゃん」
    「なんだか…すごく…悲しくなっちゃって」
    「そっか…そうだね」
    「ミドがいるから大丈夫でも…でも…帰りたくなくなっちゃうって」
    「クルルちゃん…」

    そっと頭を撫でて。
    そしてそっと抱き込む。

    「わかるよ…すごくわかるよ…僕の兄さんはこっちでは敵でいるけどね…それでも会えれば嬉しいもの」
    「お姉ちゃん」
    「クルルちゃんがそのそのミドくんとかの前では泣けないのわかるよ、でも我慢してると目が溶けちゃうかもよ?」
    「…溶けないと思う」
    「そうかな?溶けちゃったらどうする?」
    「え…困るかも」
    「ふふ」

    ちょっと考えてたら涙が止まる。
    目元を拭ってあげると、クルルが照れた笑いをする。
    可愛いなと思う。
    こんな年齢の子が泣くのを我慢するのは辛いだろうと思う。
    自分も、同じように一人で泣くのが鳴れてしまっていたから解る。

    「お姉ちゃんもきっと一人で泣いてたんだろうなと思って」
    「わかっちゃった?」
    「わかるよ…きっと同じだろうって」
    「でも残念、僕は目が溶けなかったなあ」
    「解けなくてよかった…綺麗なアメジスト見れたから」
    「ありがと」

    バッツがセシルは強いと言っていた。
    だけど、それはきっと強くなる分一人で泣いていたんじゃないかとも。
    あのバッツが、一人の人が好きだなんてクルルは不思議だった。
    綺麗なファリスやレナと一緒に旅をしてきたのに。

    -クルルならわかるよ、彼女はない多分強くなった。同じなんじゃないかな?-

    バッツの言った言葉がわかる
    セシルの言葉はとても心に染みる。
    優しさにあふれている。
    自分に厳しくて、とても悲しくて…その分優しくなれる人。

    「クルルちゃんは十分強くて、頑張り屋さんだから…もし我慢できなかったら月を見て?」
    「月?」
    「ふふ、僕は月の民だから…のんびりと夜に光を放ってるでしょ?そっくりだって口の悪い友人に言われた」
    「カインさんでしたっけ?」
    「そ、本当に口が悪い男なんだけどね?僕は戦闘以外ではぼんやりしてるから、ほんとに空に浮かんでる月と一緒だあとか」
    「意味不明」
    「でしょ?でも確かにお日様みたいにすごく明るいわけじゃないから…まあ、妥当なのかな?」
    「…かな?」
    「かな?」

    二人で吹き出してしまう。

    「だから、月見たら、ああ、ぼんやりしてた月の人がいたって思ってくれていいよ…クルルちゃんは一人じゃないよ?」
    「あはは、でも私月好き」
    「そう?」
    「夜に優しく光っててくれるから、大好き」
    「…そか」
    「セシル〜」
    「あれ、リディア」
    「…あれ、お話し中?」
    「平気です」

    リディアがセシルに引っ付いて座る。

    「僕はね、この子が7歳の時にお母さんたちを奪ってしまったんだ」
    「聞きました」
    「まだそんなこというか!セシルってば」
    「だって本当の事じゃない」
    「…いいの、もう終わったの」
    「リディア」
    「あれはセシルの意志じゃない…本当のセシルはリディアの事護るために必死になってくれてたじゃない」
    「…」

    ちょっとリディアが膨れてセシルのほっぺをつねる。

    「ちょ、ちょっとリディア痛い」
    「痛いようにやってるの!ローザに見られたら怒られちゃうけど…もしあの時に来たのがセシルじゃなかったらリディアは死んでた…あの村から出ることもできないままで」
    「リディア」
    「だからいいの、お母さんは召喚獣になって傍にいてくれるし…ドラゴンは怒ってなかったよ?優しいセシルの心がわかってるから」

    ちょっと困ったように笑っているセシル。
    リディアは本当に怒っている。

    「お姉ちゃん、クルル頑張るよ」
    「クルルちゃん」
    「リディアちゃんみたいに心配で怒ってくれる人いるもん…」
    「そうだね、ファリスやレナもきっと心配してる」
    「うん…うん」
    「あと、あのバッツって人に八つ当たりするといいよ」
    「ちょ、リディア」
    「なんかね、エッジに時々感じが似ててむかっとする」
    「…相性がいいのか悪いのか」

    クルルが笑いだす。
    つられて膨れていたリディアが笑いだす。
    暫く困ったように首を傾げていたセシルも笑い出した。

    「なるほど、クルルにはセシルはあってたな」
    「まあね…さすが俺の嫁…」
    「お前の嫁にはもったいないわ」
    「酷いわファリスさん」
    「お姉さまがびっくりするからやめて、バッツ」
    「シスコンめえ」
    「でも、良かった…クルル笑ってて」
    「遠慮しないでほしかったんだよな…遠慮がちなセシルにお願いするのもあれだったけど…セシルは人の気持ちがよくわかるから」
    「そうだな…まあ、俺達も心配してるってわかってもらえたらそれでいい」
    「そうね…お姉さまの言う通り」
    「…すげえ疎外感…嫁に慰めてもらおう」
    「なに、バッツ…可愛い彼女に慰めてもらうまでもねえよ」
    「身体が鈍ってるなら…ガッツリ修行しましょうか?!」
    「いやあああ」

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    落ちがバッツ
    すまん
    クルル可愛くて好き…













     
    | 神谷香月 | TFF(オール) | - | trackbacks(0) | - | - |
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